体温を越えかねない猛暑が続くある日、ひときわ暑い埼玉県北部に出かけました。
(注:当日は単独行動で、人のいる場所では不織布マスクを着用。しゃべる機会はほとんどありませんでした。手洗い・消毒も随時行いました。体温・体調は当日も本稿執筆時点も異常ありません。)
駅の斜面にはキバナコスモスがゆれていました。
もちろん脅迫ではありません。「小前田駅」です。
以前は特に話題にも上らない駅でしたが、SNSの時代を迎えると「おもしろ駅名」のひとつとしてにわかに注目を集めるようになりました。
深谷市と記されていますが、寄居町のほうがはるかに近いです。
この地から深谷市中心部まで直通する公共交通機関はありません。
というか、もともと大里郡花園町ではありませんか。
市町村合併で深谷市ということになっているのです。
八木橋、お前だ!
秩父鉄道には昔ながらのふんいきにあふれている駅が多くあります。
小山田もそのひとつです。
駅本屋の改札脇には広いスペースが取られていて、いかにものどかな空気にあふれています。
しばらくしてやってきた電車は…。
どこかで見たような…。
そう、かつて三田線で使われていた都営地下鉄6000形です。
秩父鉄道では5000系とされています。
熊本電鉄に譲渡された話は存じていますし、外国に行った車両もあると聞いたこともありますが、板橋区からそう遠く離れていないところでも元気に活躍中でした。
地下鉄時代から地上は走り慣れていますが、踏切のある地平は経験していません。
炎暑収まらぬ中、寄居方面に向けて出発していきました。